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カメラとバイクと自転車と
こういうことはあまり書かないのだが、あまりにひどい記事を見つけたのでツッコミを入れてみる。

こんなブログ記事があった。レモン社というのはワタシのような中途半端なカメラ好きでも知っているくらい有名で老舗なお店。そのレモン社のブログということなのだが。

http://www.cameranonaniwa.co.jp/blog/lemon-ginza/review/6275/


ここではAI NIKKOR 28mm F2.8Sの紹介をしているのだが、まず最初の写真。太陽が画面に入っていて、きれいにゴーストが出ている作例。ここでの説明文が以下の通り。

『太陽が低いこの時期にハレ切りは必需品だったものです。』

さて、太陽の時期的な高さはともかく、この写真では太陽が画面に入ってしまっている。したがって、ハレ切りもなにもできるはずがない。ハレ切りというのは、画面外に太陽が位置しているのだが、レンズには太陽光が直接差し込んでいるような場合に何かで影を作ってあげることを言うのだが、太陽が画面に入っている場合はそれを遮るということはできようがない。ここでハレ切りの話が出てくるのは全く不可解。



少し進んで建物と空を見上げて撮った写真。

『気になる周辺光量落ちですが、流石にF11まで絞り込んでも影響があります。アスフェリカルの登場を待たないと改善はされません。』

アスフェリカルというのは非球面の事。で、非球面レンズを使うと周辺光量が増えるのだろうか?非球面を使うことで補正できるのは歪曲や球面収差などであり、周辺光量については改善できない。



その次のビルと橋の夜景。

『デジタルなのでディストーションもボディ側で抑えられますが、ここはレンズのテストですから素のままで撮影しました。』

CPUを搭載していないマニュアルフォーカスレンズではボディ内部の歪曲補正が効かない。レンズにCPUが無ければカメラボディはどんな種類のレンズが取り付けられているのかわからない。それがわからなければ歪曲補正などできるはずもない。レンズ情報を登録したとしても、28㎜でF2.8のレンズは何種類もある。そもそもユーザーが設定したレンズ情報が本当に正しいのか保証もないので、メーカーがAI NIKKOR 28mm F2.8Sの歪曲データを持っていたとしても、カメラ側としてはそれを適用するわけにはいかない。
ここでは、ディストーションがボディ側で抑えられるというのを一般論として語っているのだろうか。だが、それだと続く文言と整合が取れない。やはり、MFレンズでも歪曲補正が効くという、間違った認識をしているとしか思えない。

しかも、この作例、画面内に垂直・水平の目立つラインがあるわけではない。つまり歪曲があってもあまりわからない作例なのだが、なぜこの写真で歪曲の話をしているのだろうか。
もしかすると、カメラを上向きに構えたために発生しているパースペクティブの具合を歪曲と言っているのだろうか。確かに、一部のデジタルカメラでは上向きに構えてもパースペクティブを自動補正して上すぼまりにならないような機能が搭載されている。それだと後処理で行う画像処理の話なので、レンズが非CPUレンズであったとしても確かに関係ない。
パースと歪曲の区別がついていないのだろうか。



最後の写真。
『流石にフレアが発生しています。ごく僅かな光ですが致し方ないこと。』

フレアが発生しているだろうか。ワタシには全く認められない。画面内に特に強い光源があるわけではないし、ゴーストも出ていない。

この文章については、何が言いたかったのか全く想像もできない。ぼかした光源の光芒のことをフレアというのだと思っているのだろうか。



古いレンズのダメ出しをしたかっただけ?
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