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カメラとバイクと自転車と
タムロンの古いマクロレンズを使っている。
モデル「72E」というやつで、確か大学生の時に新品購入している。

このレンズはタムロン90mmレンズの歴史の中で初のAF対応品。単体で等倍まで対応するということで当時よく売れていたような記憶がある。

その後モデルチェンジして「172E」となる。見た目の違いに限って言うとフォーカスリングのデザインが変わったくらい。

その後、デジタル対応ということで「272E」が発売、ニコン用にはさらに絞りリングが無くなりレンズ内モーター内蔵となった所謂「272E II」が発売となり、これは現行モデル(2017年現在)。その後、手振れ補正が内蔵されたもの、シフトブレにも対応したものが発売されている。


で、このレンズ、実は大変に使いにくいことになっている。製品自体はとても素晴らしいものなのだが、私の所有するレンズはMFにしたときにフォーカスリングが滑らかに回らず、感触を言葉にすると「ガスガス」「ゴスゴス」といった感じになっている。
AFなら何の問題もなく動作する。AF状態にしたときはフォーカスリングがフリーになってスカスカ回るのだが、その時のスカスカ具合には問題はない。ただMFにしたときにだけ、ガスガスゴスゴス。

これではMFがやりにくくてしょうがなく、すっかりあきらめてしまっていたのだが、今日ふと思い立って修理を試みた。そしたらあっさり治った。


まず、よ~く観察。AFにした状態で鏡筒の先端を引っ張ってみる。すーっと伸びてくる。押し込むとすーっと引っ込む。なんとなくヘリコイドの動きが悪いのかと思っていたが、どうもそうではない。ということは、ヘリコイドを分解するところまでしなくてよさそうな気がする。

カンに任せてまずはフォーカスリングに使われているゴムリングをはがしてみる。果たしてそこにはネジが6本見えた(すぐに修理が終わったので写真はない)。

見たところ、先端側の3本は何かを固定しているねじで、マウント側の3本は見えている青っぽい色の板バネを固定しているねじだ。どうも先端の3本を外すと分解できそう。というわけで先端側の3本を外す。

そうすると、フォーカスリング自体が上下に分かれた。マウント側は相変わらずレンズにくっついたままだが、先端だけ外れた。見ると、この先端部分には内側に出っ張りが3か所あり、そのでっぱりが内筒側にたくさんあるへっこみにかみ合って内筒を回し、MF時に内筒を回転させることでMFできるようになっているのだった。
AFにするときはフォーカスリングを先端側にずらす。そうするとこの噛み合わせが外れてフォーカスリングがスカスカになる。MFにするときはフォーカスリングをマウント側にずらす。そうすると内筒とフォーカスリングが噛み合い、フォーカスリングを回すと内筒が回り、フォーカス群が動く。なるほど。

で、この状態でMFにしてフォーカスさせてみるとあら不思議。きれいに回る。治ったの?
と思って外したねじを締めてみると、やっぱりガスガスゴスゴス。ん?ねじの締め方がきついのか?と思ってゆるゆるにしてみるが、やっぱりガスガスゴスゴス。ネジを取り除いてしまうときれいに回る。何だこりゃ?
この状態でよく動きを観察すると、フォーカスリングのマウント側半分だけがガスガスゴスゴスになっていることがわかった。AFポジションにすればきれいに回る。MFポジションにすると回らない。フォーカスリングの先端側の部品だけをつかんでMFすればきれいに回る。

これは・・・MFポジションにしたときに、フォーカスリングのマウント側半分がどこかに引っかかっているだけ?
というか、ただの油切れ?
ということは・・・


というわけで、フォーカスゴムを外したところで見えていたマウント側のネジのうち一つを外し(やっぱり板バネと玉が一つ入っていた)、そのネジ穴から油を注入してみた。ちょっとだけだけど。

そしたらあらま、新品同様の滑らかな動きに~~~!

というわけで、治りました。72E、まだまだ現役!

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