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カメラとバイクと自転車と
 今回は実際に工作したヘッドライトリレーの結線図と部品表を紹介しましょう。取り付け手順は簡単だし工程写真も撮らなかったので省略しますが、単純なので結線図と部品表だけで誰でも工作できると思います。

おやくそく
 ここに書かれていることを参考に実際に工作しようという場合は自己責任でお願いしますね。

 さて、FZ400のヘッドライトは、サービスマニュアルの電装結線図によると以下のようになっています。
ノーマルのヘッドライト結線
 上図の構成では、それぞれの部品や配線が少しずつ電力を損失しているため効率がよくありません。そこで下図のように経路を単純にし、さらにケーブルも太いものを使用すれば電力損失が減り、ライトは明るくなる。はず。
改造後のヘッドライトの結線図
 ハイローの切り替え制御信号は、もともとヘッドライトささっていたカプラから取ります。こうすればバイク内部の配線を変更しないのですぐに元に戻せますし、スイッチのオンオフやキルスイッチを使用したときのライトの挙動も同じになります。
 上の二つの図をまとめて描くとこんな感じ。あれ?ヒューズを一つも通っていませんねぇ。確かにあまりよくないのですが、バッテリーから結線したほうが楽で早いのでこうしました。
改造後のヘッドライトの結線図
 で、上図のスイッチの部分に何を使うかが問題。最初に考えたのがMOSFETを使用した半導体式。ヘッドライトのバルブはグランド側が共通になっているので、負荷の上側を切り替えなければなりません。そこでMOSFETにはPMOSを使うことになるのですが、もともとの信号は"H"で点灯、"L"で消灯なのでこれでは論理が逆。そこでPMOSのゲート信号をいったんトランジスタで受けます。ちと複雑だけど回路図はこうなります。
案1
 まぁ、悪くはないのだが、少しでもオン抵抗の小さいNMOSを使いたいとか、部品点数が増えるとか考えるとあまりうまいやり方とは思えません。今よっつって感じ。ん?まてよ。
案2
 電球なんて極性はないはずなんだから、共通になっている側を上に持ってきてしまえばいいだけか。どうせ別系統のケーブルを引っ張って配線するんだから電流の向きが逆とかは関係ない。こうすればNMOSが使えるし、余計な追加部品もいらないぞ。コレダ!

 とまぁ、いろいろ悩んだんですが、結局以下のようにすることにしました。
案3
 メカリレー。あはは。結局半導体式にしなかったのは、
・ノイズによる誤作動や破壊が怖い
・バイクの振動による半田割れや接合不良の恐れもある
・その他車載用の電子回路に関するノウハウや知識に乏しい
という理由によるものです。メカリレーなら車載用のが手に入るし(もちろん実装には気を使いますが)、ねじで固定して配線をすればOKなので簡単で工作時間もかかりません。リレーの一次側は誘導性負荷ですので本当はダイオードのひとつくらい必要なんですが、一次側にはスイッチとバッテリーしかついていませんので、逆起電力で壊れる部品はありません。というわけでダイオードも省略。

 というわけで詳細な図面を引いていきます。図面というよりただの結線図ですけど。
結線図2
 この結線図では、分岐が必要な部分はすべて圧着端子で行っています。一ランク太いケーブル用の圧着端子を用意し、被覆をむいたケーブルを2本まとめてつっこんで圧着する方法です。ケーブルを途中で分岐させる圧接コネクタも存在しますが信頼性がいまいちですし、半田でケーブルを固めてしまうやり方では振動で折れてしまいます。やはりまとめて圧着がよいかと思います。
で、部品表。
部品表
番号 部品名 型名 メーカー 個数 備考
 1 リレー No.1244 エーモン 2  中身は松下電工製ACA12135と思われます。おまけでソケットが付属します。
 2 ファストン端子   日本圧着端子
など
8  タブオン端子ともいいます。#250で電線側は用意した電線に適合するものを選択します。
 3 圧着端子   日本圧着端子
など
2  バッテリーに接続します。Φ6で電線側は適宜。
 4 H4リセコンタクト  35047 デイトナ 6  デイトナ製H4バルブ用コネクタセットを使用しましたが、配線の向きが変で作業しにくいものでした。リセ、タブコンタクト各3個、リセ・タブハウジング各1個入りを2つ使用します。
 5 H4タブコンタクト  同上 デイトナ 6
 6 H4リセハウジング  同上 デイトナ 2
 7 H4タブハウジング  同上 デイトナ 2
 11 ケーブル  16AWG黒  任意  -  太いほうがよい。色は好き好きで。
 12  ケーブル 16AWG緑  任意  -  同上
 13  ケーブル 16AWG青  任意  -  同上
 14  ケーブル 16AWG赤  任意  -  同上
 15  ケーブル 20AWG青  任意  -  信号用なので細くてよい。
 16  ケーブル 20AWG赤  任意  -  同上
 17  ケーブル 20AWG黄   任意  -  同上

 エーモンで扱っているリレーは何種類かありますが、20Aのもの(ITEM No.1245)は中国製で松下電工のパクリっぽかったのでやめました。
 ケーブルは耐熱性のよいものを使用してください。今回は定格125℃のものを使用しています。太さはAWG14やAWG12が使えればそれのほうがよいでしょう。信号用のは細くてかまいません。
 H4カプラはデイトナの製品を使用しましたが、中身は住友電工製のようです。

 今回は長くなりすぎましたのでこの辺でいったん区切ります。取り付けなどの詳細はまた時間とやる気があったら紹介するかもしれません。では。
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